ポメラニアンアウトプッツ

ポメラを使っていろいろ書くブログ。だいたい愚痴

入るのも出るのも無料のライブハウスを空想した話

Facebookに投稿したら見事にボロボロに言われたポストを敢えて晒す。多少編集入れてる。どうせ誰も見てないだろうという予想の下、めちゃくちゃに書いてあるので万が一燃えたらすぐに消そう。

実現したいことは以下。

  • ライブノルマ0円で出演できるライブハウス
  • チケット代無料で入場できるライブハウス

ただし、想定は都内でなく地方都市規模。東京はもう無理なのでスルーしてほしいです。

現状ある問題「ライブハウス、ノルマきついぜ」

多くの場合、ライブハウスでライブをするにはノルマが発生する。とくに駆け出しのバンドっていうのはお客さんをそんなに呼べないので、ライブハウス側が売り上げ確保するために結構よいお値段を要求する。で、それはもう仕方ないと思っているバンドマンが多い。

ノルマが発生すると、貧乏なミュージシャンはライブに出演できない。本当は毎日でも演奏したいはずなのに、それができなくなる。なもんで、チケットノルマがなくなればいいんじゃないかと考えた。

チケットノルマがないので、ミュージシャンは客を呼ばなくてもマイナスがでない(本当はマイナスなんだけど、その話はあとで)。お金がなくならないわけだから、ライブに出演することに対するリスクがなくなる。ライブを宣伝の場や経験の場と考えているタイミングなのであれば、とにかくいっぱいライブをしようと考えるはずだ。

これで、現状ある「ライブハウス、ノルマきついぜ」問題が解消する。合わせて、ライブハウスはバンドマンに対して強く迫れるようになる。ここも実はものすごい重要なポイントなので、次で説明する。

お前らみたいな下手くそ出してやらねーぜ by ライブハウス

知ってる人も少なくないとは思うが、ライブハウスの客とは「チケットを購入して足を運んでくれるお客さん」のことではない。直接的な支払いをしてくれるバンドである。お金の流れの構造を見てもそれは明らかだ。

<お金の流れ> お客さん→バンド→ライブハウス

つまり、ライブハウスはバンドから箱の使用料を支払ってもらって売り上げを立てている。もちろん、ドリンク代とかはお客さんから直接もらっているので、その点では客なわけだけれども、1日の大部分はチケット代となるわけで、上記の構造は間違っていないはず。

では、ライブハウスがバンドからノルマ徴収をやめたとしたらどうなるか? 構図は以下のように変わる

<お金の流れ> お客さん→ライブハウス→バンド

上記のように、ライブハウスはお客さんから直接代金をもらう。そして、その売り上げに応じてバンドに配分を行う。こうなると、バンドにとってライブハウスは発注者になるわけだから、そのリクエストに答えるパフォーマンスをしなくてはいけなくなる。つまり、「下手くそだからまだうちの箱には出せないな」というのが通じるようになる。

ちなみに、昔はこういう構造が当たり前だったのかな? とも思っている。ライブハウスがイベントをブッキングし、それに魅力を感じた客が集まるという構図。非常に正しいよね。規模は違うけど、RSRとかまさにそう。別に大好きなアーティストがいるからとかではなく、ちょっと見たいアーティストがいっぱい集まっていて、お得に見られるという点に価値がある。

お客さんがライブハウスに来ないのはお金がかかるから

前項のとおり、そもそもバンドにとってライブハウスはクライアントであるべきだ。しかし、現在のようにノルマ制が導入されているのはなぜだろう? これはもう、まず間違いなくライブハウスに客が来なくなったからだ。

だって、バンドがライブをやってお客さんがたくさん来れば、ライブハウスは普通に儲かる。チケット2000円で平日30人、金土日祝60人の集客があれば万々歳なのでは? とか思ってしまう。加えてドリンク代もあるしね。しかし、当然ながら毎日30人以上の客を集めるのは困難。だって、そこまでの集客力がバンドにないんだもん。

では、なぜライブハウスにはお客さんが来なくなったのだろう?

  • そもそもライブに魅力がない? 一理あるけどこれはあくまで一要因だと思う。だって、今や地下アイドルのライブにはたくさんの人が集まることも少なくないし、人気バンドはしっかり毎回客を呼んでいる。音楽興行自体は、まだまだそこまで見捨てたものではないというのが所感だ。

  • ライブハウス自体に魅力がない? これは間違いなく要因のひとつだと思う。第一に、ほとんどのライブハウスはだいたい汚いし、スタッフさんの愛想も正直いいとは言えない。加えて、飲み物は美味しくないし立ち飲みになるから長居もしたくない。環境的にもサービス的にも、正直満足できるものがないというのが現状だと思う。とは言え、キレイでサービスの良いライブハウスなら人が勝手に来るわけではない。

その他にも、お客さんがライブハウスに行かない理由というのはたくさんあると思うが、すべてを改善できても人は来ない気がする。なぜなら、ライブビジネスというのはエンタメ事業に分類されるからだ。アニメやゲーム、スポーツ観戦、映画などにインディーズのライブが勝てるのか? 答えはNO。無理に決まっている。つまり、エンタメ領域のみで戦っているうちは衰退の一途を辿るのが既定路線なわけだ。

ではどうするか? 当然、別の手法で客を集めるしかないというのが自分の考えである。そこでもっとも鍵になるのが、「開けたライブハウス」ーーつまり、チケットの無料化だ。

チケットが無料になればライブハウスが儲かる?

単純に、チケットが無料のライブハウスという時点で入場のハードルはめちゃくちゃ下がる。宣伝次第ではあるが、気軽にライブハウスへ足を運ぶ人が増えるのではないだろうか? もちろん、そこからリピーターを増やさなくてはいけないので、内装だったり飲食メニューってのはかなりこだわらなくてはならない。はっきり言って、音響よりも力を入れなくてはならないと思う。つまりは、ライブハウスの体を取った飲食店というわけだ。

ライブバーとかはこれに近いビジネスだ。ただし、チャージ料が高いし出演するミュージシャンへギャラを払わなくてはならない。そのため、ライブバー側の取り分が減る。しかも出演ミュージシャンが変わらないので、月に1〜2回行けば飽きてしまう。ついでに、酒と一元様お断りの雰囲気が強すぎる。やり方次第なんだけど、とりあえずこれではうまくいかないような気がする。

話を戻す。ライブハウスにおけるチケットレスが実現すると、バンド目当て以外のお客さんが増える。ここ、太字にしたい。出演バンドを見に来たお客さんではなく、ライブハウスでの時間・体験を目的としたお客さんが増えるのだ。これはつまり、最高のプロモーションの場になり得るということ。「とりあえず入ったライブハウスでいいバンド見つけた!」って、そうとう価値あるんじゃないかな?

当然、プロのバンドも使いたくなるだろう。音源リリースのタイミングなどで、「音楽好きな人が集まるライブハウス」に行き、アコースティックライブなどを行う。ようは、タワレコHMVでのインストアと同じだ。で、名のあるアーティストがそういうライブをしたらどうなるか? 人がもっと集まる。そこでインディーズミュージシャンがライブをしたらどうなる? もう、正の連鎖が止まらないわけだ。

チケット無料化によるインディーズミュージシャンの収益は?

ほとんどの人は上記の話を聞いた時、ライブハウス側の売り上げを気にするだろう。大丈夫、それは後で何とでもなると踏んでいる。それより気になるのが、ミュージシャンへのバックだ。これまでノルマを払ってライブをしていたミュージシャンからすれば、ノルマによるマイナスがなくなるだけでも大きなメリットだと考えるだろう。ただし注意しなくてはならないのは、人気になってたくさんのお客さんを呼べたとしても、ギャラはもらえないという点である。はっきり言って、お金がもらえないのであればライブなんてする意味まるでない。それこそ自己満足だ。

ではどのようにお金を集めるかというと、これはもう物販が大正義である。CDやグッズ、チェキなどなんでもいい。売れるものを売るのだ。これまでライブチケットに2000円払っていた人は、そこにお金を落としてくれる。これは間違いない。ついでに言うと、アーティスト本人によるグッズの手売りは非常に売れやすい。その理由は、物販には物の価値だけでなく、アーティストとの交流も含まれているからだ。加えて、その時の体験を残しておきたいという心理も働く。ついでに言うと、ライブ会場限定盤は必須。いつでもどこでも買えるものに価値はない。そこでしか買えないからこそ、人はお金を出す。なんなら、もうすでにCDの流通やiTunesでの配信で儲けられないことはわかりきっているので、そんなものは一切なしにしてYouTubeに代表曲のフルバージョンを上げる(ミュージックビデオであることが必須)。で、他の曲も聴きたいのなら会場でCDを買ってね、というのがこれかーーというか今すでにスタンダードだ。

加えて、ライブハウスはミュージシャンのCDの委託販売を絶対に受け入れよう。販売手数料をどれだけ取るかは計算してみないとわからないけど、人をライブハウスに呼べる要素になるなら間違いなくやるべき。というか、ライブハウスがレーベルを作って、3曲入りのCDをレコーディングまで面倒みてあげて(無料でRECしてやんな)、それを独占販売できる座組みを作ろう。そしたらもうこれは最強の武器になるはず。

というわけで、話をまとめると、まずはYouTubeで人を集めて(ただこれは、アップしただけではだめ。後でアイデアを語る)、次にライブを見せて、物販を買ってもらう。加えて、ライブハウスでまた別のCDを委託販売してもらう。この仕組みが整えば、当面のスタジオ代くらいは何とかなるんじゃないかなー?

たとえば月に2回ライブをするとしよう。1回のライブで、1500円のCDが4枚、500円の缶バッジが6セット売れたとすると9000円。これを2回だから18000円/月。加えて、委託販売のCD(売り上げ300円)が1ヶ月で4枚売れれば19200円の収入になる。バンドが一回に使うスタジオ代が5000円〜7000円だとして、月に2〜3回くらいは入れる計算になる。これでとりあえずは、自分 腹をあまり痛めずに活動が維持できるはず。

ライブハウスの収益化アイデア

さて、出演するミュージシャンにとってのリスクはだいぶクリアできてきたと思うけど、今度はライブハウス側の収益についても考えなくてはならない。結論から言うと、人さえ集まれば正直どうにでもなるというのが本質だと思う。ちゃんと試算してないから穴だらけのような気がするけど、だいたい札幌のライブハウスって月270万くらい売り上げてればなんとかなるのかなー? って思ってる。甘いかな?甘いかも。場所代が50万円で、人件費が190万円。その他経費で30万って感じなのかと思うんだけど、違うか?

で、この売り上げを作るために何をするのかってことなんだけど、平均1日9 万円の売り上げが欲しいのよね。30日営業でお客さんが平均で毎日50人来るとしたら、客単価は1800円になるわけだ。なかなかハードル高い。ドリンク4杯も飲む客なんてそうそういないよね。

なので、ミュージシャンには絶対に箱で打ち上げもやってもらわないと……。あれあれ、こうなると思ってたライブハウスから遠ざかっていく。打ち上げ事態は構わないんだけど、やっぱりミュージシャンから搾取する方向性に進んでしまう。これはなんとか避けたいよなー。

ということで、たとえばこんなアイデアはどうでしょう? ライブハウス側が、独自の物販を開発するというの。

権利関係がちょっと面倒になるんでスタッフの負担は増えるんだけど、たとえばその日のライブを録音したデータを即日販売できる仕組みを整える。そこまで音質にはこだわなくていいので、出演バンド単位でトラックを分けて、ダウンロード販売するという仕組み。これ、結構喜ばれると思うんだよね。もちろん、アーティストと取り分を決めて、1500円で販売なら店側は1000円、アーティスト500円みたいな。すると、20人が買ってくれたらその日の売り上げ2万円でしょ? 残り7万円を他のサービス(ドリンクやらフードやら)でまかなえばいいのかなと。

まあ、上記は実現できるかどうか曖昧なのでなんとも言えないところではあるんだけど、可能性としてはいいよね。ちなみに「毎日平均50人なんて来ないよ」という意見がもっともたるところだと思うんだけど、それはほんとは可能だと思ってる。この後書きますわ。

あとはそうね、ライブハウスでもちゃんとギターとかベースとかキーボードとかのレンタルはじめたらいいんじゃない? おれの場合、正直ギター持ち歩きたくないんだよね。ライブハウスに1000円払えば借りられるってんなら、ぜったいそうしたい。チューナーとかもなんなら借りたい。あと弦も売って欲しいし。エレキとかだったら、BOSSのオーバードライブとかディストーションとかの定番エフェクターも貸しちゃえば? ノルマ払わなくていい分、お金には多少余裕あるから、結構借りると思うよ? 東京だったら平気でアンプ使うときお金取るんだし、いいんじゃない。ちなみに、この仕組みはミュージシャンからの搾取です。でも、便利さを提供しているんだから別にいいと思う。

人が集まればライブハウスは十分儲かる

というわけで、あとはどうやって人を集めるのかということ。これはもう間違いなく、コミュニティに形成にかかっている。 人が集まる場所の提供をすれば、毎日平均50人なんてのは全然余裕だと思うんだよね。

まず、ライブを目当てに来る人が30人いたとする。すると、毎日5〜6バンドがライブをしていればOK(ただし、出演バンドの質も重要になるので、これも後述)。次に、飲食目当ての客を10人確保する。これを実現するには、ザ・ライブハウス!っていう雰囲気をなくさなくちゃいけない。きちんとお酒が飲めるバーですよってアピールをして、入場のハードルを下げる必要がある。ただこの辺は、入場料無料化でクリアできるのかなと。

そして一番のポイントが、前述のとおりコミュニティの形成だ。インディーズバンド好きが、ライブ目的以外でも立ち寄れて、そこに行けばいろいろな情報がもらえる。そんな場所になっている必要がある。プラスの要素として、ミュージシャン自信が日常的に訪れるようなお店だとなお良い。「とりあえずあのライブハウスに行けば、誰かしら仲間がいる」「ミュージシャンが集まってるバーがある」っていう環境づくりはめちゃくちゃ大事だと思う。

この環境を作り出すには、ライブハウスがお客さんにとってもミュージシャンにとってもメリットを提示しなくてはならない。じゃあそれってなんだというと、ひとつのアイデアとしてWebサイトの開設があるんじゃないかなと思う。

たとえばだけど、ライブハウスのホームページにアカウント制を導入して、そこでライブの感想が書かれているようなものを作る。ようは、ライブイベントの口コミサイトっていうのかな? お客さんが直接書き込めるようにしてもいいし、ライブ終了後にアンケートを書いてもらって、それをスタッフがアップするのでもいい。さすがにそれは面倒かな? いや、それくらいするべきだ。☆もつけてもらってね、どのバンドが人気なのかを見える化してしまう。ちなみに、この口コミはライブ会場に直接足を運んだ人しかできないようにする。

すると、「どうやらこのバンドが最近すごいらしい」みたいなのがすごくわかりやすくなる。ライブハウスのブッキングの趣味趣向じゃなくて、ユーザー目線の評価が降るわけだ。おお怖い。当然ファンは、そのバンドを応援するためにライブへと足を運ぶようになるよね? ほらほら、集客かなり期待できるんじゃない? 今まで一回のライブに2000円払って、さらにドリンク代500円徴収されていたお客さんは、同じコストで2〜3回ライブが観れるようになるんだし、悪い話じゃないでしょ? しかも、自分の応援がきちんと届く。ライブ参戦のモチベーションが全然違うじゃない。別にいらないCD何十枚も買わなくていいしね。

あとはそのうち事情通みたいなユーザーさんも登場したりしてね。あらあら恐ろしい。「○○さんがあのバンド切ったらしぞ」みたいになったら、コミュニティの盛り上がりはより一層だ。なので、ライブハウスはスターになるバンドと、有名になるお客さんの2要素を作り出し、そしてそれをコントロールすると良い。言うは易しですけどね。そうなりゃ最高だっぜ。

あと、ホームページには広告も貼ろうね。PVがあれば結構な売り上げになるはずだから、そうなるとスタッフの給料も上げられてハッピー。

イベントの質を高めることだけは忘れない

お客さんが集まるライブハウスが作るためには、前項のような仕組みづくりが大切。加えて、絶対に忘れては行けないのがイベントの質だ。

ライブノルマがなくなると、まず間違いなく客の少ないバンドからの擦り寄りが増える。「自分ら暇なんで、いくらでもライブ出ますよー」なんて感じで。普通のライブハウスのブッキング担当にしてみれば、こんなに使い勝手のいいバンドはいない。もちろん、それぞれにプライドを持ってブッキングをしているとは思うけど、売り上げのために仕方なくバンドを誘っていることも本音ではあるのではないだろうか? いや、絶対にあるね! 間違いなく!

でも、そういうのは絶対にイベントの質を落とすのでやっちゃダメだろうなと考える。お客さんとしては、行ったライブでいいパフォーマンスするバンドがたくさん出ているほうが幸せなはず。最初のほうで書いたとおり、ライブハウスの商売相手をお客さんとするのであれば、微妙なバンドが出演しているライブハウスになってはいけない。話まとまんねー。ようは、一定基準以上のクオリティがあるバンドしかライブさせちゃいけない、そういう仕組みを作りたいわけだ。

なので、ここは先人に習ってオーディションを開催するのがいいと思う。出演権利をかけたライブを、平日の昼間に行うのだ。で、この時のポイントっていうのは、ブッカーが全部を判断しないってこと。できるだけお客さんの判断に任せるのがいいと思う。

「それじゃあ、友達が多いバンドが有利になるじゃないか!」っていう批判は承知のうえ。つうか、そこになんの問題があるのだろうとも言える。友人がたくさんいるっていうのは、その人物にそれだけの魅力があるというのとイコール。つまり、それだけ魅力的な音楽ができる伸び代があるってこと。おれだってこんなこと言いたくないけど、やっぱりある程度人気になるミュージシャンは人柄がよかったり、はちゃめちゃな魅力を持ってたりするよ。それって、ブッカーが評価できるところじゃないじゃない? 往々にして、音楽好きな人は耳が肥えているわけだから、ついつい自分の趣味趣向で善し悪しを判断したがる。でもそれじゃあ、人は呼べない。

もちろん、友達がいっぱいいるけど、あまりに演奏が下手だったり、あまりにクセが強かったりといった点はブッカーがストップをかけて、アドバイスを送るべき。「もうちょっとだけ上手になったら、夜のライブに呼ぶね」みたいな。親身に相談に乗ってあげられるようなブッカーだと、そのバンドを育てるのにも貢献するだろうし、結果的に地元のシーンのVIPになるんじゃないかな?

バンドを応援する仕組みづくり

さて、そろそろ書くの飽きてきた。だいたいのことは書いたので分かると思うけど、とにかくもうお客さんがバンドを応援するってのが根本にあるわけで、その整備にライブハウスは注力すべきと、そういうことだと思う。お客さんとバンドのマッチングの場になるよう仕掛けていけば、自然に集客はできるんじゃないかなと。バンドも人気を得やすくなるんじゃないかと。とにかくお客さんが日常的にライブハウスへ足を運ぶ習慣を作ってもらって、バンド活動を自分事化できればいいわけだ。アサヤン形式だ。

だから究極、リハとかも解放すればいいんじゃないのかなー? ほら、一生懸命努力している姿とかって胸を打つでしょ? ついでに、舞台の裏側を見られるのって楽しいじゃない? そういうの、もっと見せていけば、より応援してもらえる環境って整うんじゃないかな?

でも、ここで出てくるのがミュージシャン神格化問題。とにかくだね、「昔のミュージシャンは手の届かない存在だったから憧れた」「お客さんに媚びへつらうようなアーティストになりたくない」っていう声を結構聞くわけ。自分自身もその節はあったなー。あるあるです。でもこれ、もう崩壊しているんだよね。

原因はSNSかな、やっぱり。ツイッターとかインスタとかって、今必須じゃない? プロモーションに。でも、そのせいで人となりが見えちゃってね、神じゃなくなっちゃうわけですよ。もちろん、上手に使いこなしている人なら別なんだけど。

なので、とくに駆け出しのミュージシャンはそういう神化は諦めなさいと。とにかく愛想振りまいて、応援してもらえるように努力しましょうと。じゃなきゃ、ここまでネットにクオリティ高い音楽が溢れている世の中において、音楽の良さだけでファンになってもらうのは無理だよ。そもそもライブハウスの音響って、音がでかいだけで質はよくないからね。イヤホンで聞いた方が曲の良さ伝わるわけだ。だからもう、音楽の良さだけで勝負はできないんだよ。

というわけで、ノルマなし・入場無料のライブハウスというのは、基本的にお客さんとコミュニケーションが取れるバンドでなくちゃ参加できない。無愛想でライブ終わったらすぐ帰るようなミュージシャンは、よほど音楽が良くて多くのファンを獲得していない限りNGになる。きびしー、こえー、おれそんなライブハウス出たくねー。

なので、人付き合いが苦手なミュージシャンはネットで活躍しようね。ライブなんてしなくていいんだよ。ネットのほうがよっぽどたくさんの人に聞いてもらえるからね。ただ、収益化はかなり難しいので注意しようね。

もう完璧に飽きた

飽きすぎて吐きそう。まだまだアイデアはあるんだけど、もう疲れちゃった。とにかくですね、ライブハウスがチケット制をなくし、ノルマ制をなくすっていう方針をとって、お客さんとバンドが集まれば一人勝ちになると思うんだよな、こと札幌のみに関して言えば。人が集まってればマネタイズの方法っていくらでもあると思うんだよ。

まとめると、まずは誰もが立ち寄れるライブハウス、というよりも飲食店を作る。その上で、その界隈だけで盛り上がるコミュニティを形成する。いったん人が集まれば、あとはそれをどんどこドライブできるように仕掛けをしていく。で、最終的には人気アーティストを輩出してきた箱っていうブランド力つけて、「あそこに出られれば人気者になれる!」「あのライブハウス行っておけば地元インディーズシーンのだいたいはわかる」みたいなるといいですね。

あー、一万文字目標だったけど無理だわ。終わり。